アスリートピットはアスリートのための陸上競技・スポーツ用品を販売しています
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アスリートピットにかける熱い思い
そのスパイクシューズに18mmの長いピンを付けてダッシュし、高跳びし、土のサークルで砲丸投げをした。(マジです)
それが当たり前だと思っていた。
それでも初めて履く「スパイク」の記憶は今も色濃く残っている。(実物も残っている・笑)
県の大会で初めて行った陸上競技場。そこには、いろいろな色のスパイクを履いている選手がいた。
私の専門種目だった走高跳で優勝した選手のシューズには踵にもピンが付いていた。(反則やん!・笑)
本屋で取り寄せた「陸マガ」にはいろんなメーカーのシューズを履くトップ選手が写っていて、
そんなスパイクシューズにあこがれたものである。
このようなフラストレーションが、私をスパイクシューズマニアに育てたのであろう。
いつかそんなシューズを自分も履きたい!
1985年。ニューバランスのスパイクシューズで自己新記録をマーク。(品番:500Mらしい。K氏情報)
1987年。当時の愛用はプーマのスパイクシューズだった。
1990年。東京での世界選手権を翌年に控え、視察に来ていたイタリアの陸上関係者から見たことのないスパイクピンをもらう。
「このピンが一番走りやすいんだ」と渡されたそれは、ニードルの6mmのピンだった。
当時の国内のトラックは粗いチップタイプのトラックで、こんな短くて細いピンじゃと不安に感じ、試合で使うことがなかったが。
30年たった今。当店で一番売れている商品が、このニードルタイプのスパイクピンである。(イタリアすげー)
2000年。手に入れたアメリカの陸上競技用品ショップのカタログ。穴が開くほど見たそれには、練習用のハードルやアナログなタイム換算機など、
アイデア陸上用品が山ほど載っていた。しかもすべて安い。
2019年。かつてはアディダスのシューズが席捲していた世界選手権やオリンピック。
ナイキ1強時代を迎え、日本のメーカーのシューズを見ることはほとんどない。
2021年。しかしながら国内のインターハイや全中で履かれているシューズのほとんどは国内メーカーのものだ。
アメリカのカタログで目にした商品も、日本にはほとんど流通していない。
日本ブランドのシューズは高品質で作りが良いことを否定するつもりは全くない。
それでも、日本で海外で流通している商品の多くは手にする機会がほとんどない現実。
ブルックスやサッカニーのスパイクシューズはとても良い物なのに、一度も手にすることもなく多くの選手が引退してしまう。
29cmを超えるサイズのシューズも日本ではほぼ手に入らない。
ニードルピンは未だに土用のピンだとか、トラックの舗装を痛めるだとか、誤った認識を持った指導者がほとんどなのだ。
色々なメーカーの色々な商品を知って、その中から自分が気に入る商品を見つけてほしい。
40年以上前に田舎の中学生が飢えていた情報を。
多くの日本の陸上競技者に届けたい。
いつまでも実物を見たことがないスパイクに憧れた田舎の中学生の気持ちを忘れることなく このショップを続けていきたいと思います。
おかげさまで、日本記録保持者や多くのインターハイ出場者にご購入いただくようになりました。 皆様の自己新記録に、当店の商品がお役に立てることを願っております。
2021年2月 アスリートピット 有限会社フィールドハウス 代表取締役 原山 享大(日本陸連公認ジュニアコーチ)